設備紹介

工場設備の紹介

原紙からシートの製造や、
印刷や箱にするための切り込みや罫線も入れることが出来る
恵那ダンボール設備を紹介します。

製板工程 | コルゲーター

ダンボール原紙より、ダンボールシートを製造する設備です。
全長100mに及ぶ機械。各1〜12の装置に分かれており、
これらを総称して【コルゲーター】と呼びます。

1:ミルロールスタンド

段ボール原紙を供給する為の巻き戻し装置。2台で一組になり連続供給が出来るようになっています。

2:オートスプライサ

供給された紙の切り替わり時に、供給が終わった片方の原紙と次の原紙の先頭を貼りあわせて連続運転させ、その際に発生する不具合の調整もする装置です。

3:シングルフェーサー

片段(ダンボールの山の部分)を作る機械。当社ではAF、BF、の2台が稼動しています。

4:ブレーキスタンド

片段のブレや、たるみを調整し、片段と表ライナーが貼り合わさったときの位置の調整もしています。

5:三段プレヒーター

AF、BF、両面ライナー、それぞれに、両面の接着に必要な予熱を加える装置です。同じ直径の3つのヒーターが上下(三段)に並んでいます。

6:グルーマシン

片段の段頂に糊を塗る機械です。接着自体は担当しませんが、グルーマシンは糊と付随する水の量を制御するため、シートの品質に大きな役割を果たしています。
2009年8月にISO-BARに更新!

7:熱盤(両面機)

グルーマシンで段頂に糊を塗布された片段と両面ライナーを圧着する機械です。ここで初めて板状のダンボールシートの形となります。常時一定量の熱を持ち(150~160℃)糊を接着できる状態にし、接着、乾燥させます。

8:スリッタースコアラー

シート貼合後に巾方向に対して、切れ目を入れたり(スリッター)折り曲げの罫線を入れたり(スコアラー)する機械です。

9:パルスカッター

段ボールの板の長さを切り揃える機械です。当社では最短で600㎜の長さまでカットが可能。これ以下は別工程にてカットします。

10:デフレクターコンベアー

製品として出せない部位をコルゲートラインから排出する装置です。

11:スタッカー

1~10までの各工程で良品と判定されたシートを積み上げる機械です。当社の最大シート長は3600㎜。周辺機器として、ベニヤの自動供給装置が付随しています。

12:管理装置

1~11の全てのプロセスはこの管理装置からの信号によって統制されています。受注の入力データは事務所の基幹システムとの通信で行われており、まさにコルゲーターの頭脳です。

印刷工程 | 印刷機

ダンボールシートに印刷を入れ、
箱にするための切り込みや罫線(折れ線)入れも同時に行います。
当社では、加工できる寸法設定や加工内容によって3台を使い分けています。

アルファ(新幸機械製作所製)

フレキソフォルダーグルワ(通称FFG)と呼ばれ、300枚/分の高速加工ができます。
そしてフォルダーグルワと一体化しており、接合までを一貫して完了できる機械です。
手穴用ダイカッター付き。当社では、より作業性を向上させるため、アルファと付随して、
印刷、糊付けされた商品を、自動結束機により、自動で製品の寸法、結ぶ位置を判断し、結束をします。
そして出荷できるかたちに仕上げ、ダンボットと呼ばれる機械で、
出来上がった商品をパレットへ積み上げることで、スピードに対応できるラインを実現しています。
(最大通し寸法:2100㎜x880㎜)

エクオス(梅谷製作所製)

フレキソ印刷機と呼ばれ(ダイカッター付き)、180枚/分の印刷能力を持ち、比較的大型のケースにも対応可能。汎用性に優れ、型抜きにも対応している。横抜きの機工を内蔵し、細長いケースの製造が可能。
(最大通し寸法:2735㎜x1700㎜)

エクオス(梅谷製作所製)

プリスロ印刷機と呼ばれ(ダイカッター付き)、大型ケースに対応した機械です。抜き加工も含め、加工内容は多彩です。
(最大通し寸法:3000㎜x1800㎜)

仕上工程 | 仕上げ機器

アルファ以外は、印刷後に加工を施し完成品となる。
これらの後工程を仕上げと呼びます。

フォルダーグルワ

印刷され、用途に応じた形になったものを、糊付けし商品にする機械です。付随して、自動結束機がついており、出荷できる形に仕上げます。
(最大通し寸法:3000㎜x1500㎜)

トムソン平抜き加工機

木型による抜き加工を可能とする機械です。平面の木型を用いて、様々な形状、高い精度のダンボールを製造する事ができます。
(最大寸法:1620㎜x1120㎜)

2ピースグルワ

通常の糊付け機械では対応できない大型~超大型ケースを、2ピース(一つの箱を二つのパーツに分けて作る)でつなぎ合わせて糊付けする機械です。

ステッチャー
(アームステッチャー)

糊付けに対して、銅線でつなぎ留める機械です。(銅線を針として、大きなホッチキスを連続して打てるイメージ) 内容物が大型で、重量のかさむものによく用いられる方法です。

2ピースステッチャー

大型~超大型ケースを銅線でつなぎ留める機械です。2箇所のつなぎ代を同時に自動でつなぎ留める事ができます。

その他

サンプルカッター

※注文から、お届けまでの流れを説明します。
①お客様の必要とされるもの、お困りごとをじっくりうかがいます。
②問題解決のための最適な提案を行います。
③新しい機能や、材質、形状の商品であれば、しっかり試作を行い、お客様にご確認いただきます。
④必要な、コスト、お届け先、納期の打ち合わせを行います。
⑤お客様の必要な数を、必要な場所へ、必要な日時にお届けいたします。
上記の流れの中の、③【試作】を可能にしているのが、サンプルカッターです。
CADで設計をし、それをサンプルカッターにて、形にしていきます。これらにより、お客様それぞれにあった商品提案を実現しています。

古紙処理機

工場内で出た製品にならない部分を古紙として再利用するため、粉砕して、古紙のプレス機に送るための装置です。