三代目’s BLOG

デフレ誘導

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本日、経済新聞にダンボール古紙の下落が止まった、との記事が掲載されていました。

コロナ禍で古紙の回収量が滞っており、古紙の在庫が減っているのが要因という内容が主な記事ですが、「需要家から値下げ圧力が強まるのが確実な情勢だが、原料価格の下げ止まりは紙製品メーカーにとって下げ圧力をかわす材料となりそうだ」とあります。

現在、コロナで量が減る中、ダンボールの原材料も下がらず、ダンボール製品の値下げもありません。ダンボールに限らず、新聞には「〇〇の製品は今後、価格が下振れするだろう」という予想記事を見ます。そういう記事を見ると、「新聞でそんな事書くから、値下げ圧力が高まるんじゃないの?」と悲しくなります。

新聞は読者の味方です。読者が喜ぶ記事を書きたいでしょう。消費者にとってモノの値段が下がるのは嬉しい。しかし、一方で消費者は生産者でもある。生産者はモノの値段が下がると生活が立ちいかない。

事実だけを書き、デフレ誘導は避けてもらいたい。

翻って、新聞古紙の値段が下がるから、新聞が値下がりするだろうという記事は見たことがない。

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