三代目’s BLOG

量子コンピュータ初歩、読んでみました

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2019/10/23、米グーグルが、従来型のコンピュータとは理論の異なる、「量子コンピュータ」を使い、スーパーコンピュータを遥かに上回る速度で計算を解いたというニュースが流れました。
量子コンピュータの速度は既存のスーパーコンピュータに比べ、15憶倍とも9000兆倍とも言われているそうですが、「そもそも量子コンピュータって何?」です。
従来型のコンピュータが0と1で計算するのに、対して、量子コンピューターは「0であり、かつ1でもある」状態で計算するのだと新聞記事には書いてありましたが、何のことやらさっぱり分かりません。
ということで、〇マゾンで本を購入してみました。
やはり注目度が上がっているのでしょうか、いつもは本を注文すれば翌日届きますが、今回は10日かかって到着です。
さてさて、読むすすめます。表紙には「いちばんやさしい」と書かれていますが、いかがでしょう。
結果、、、難しい!難しいです!全然やさしくないです。
しかし、章をすすめていくうちに、おぼろげに分かることも出てきました。
通常、我々の使っているコンピュータは、数値の最小単位を0か1で持っています。
それに対し量子コンピュータは、「0と1の間、どちらかというと1に近い」という数値が最小単位です。最小単位に量があるので、「量子」なのだと思います。
じゃあ、0.4とか小数点と何が違うのってなりますが、それとは違います。
完全な0、完全な1という数値も作る事も出来ますが、その中間という「曖昧さ」が最大の特徴。
何と、同じ計算を繰り返しても計算結果が変わってきてしまう。
「コンピュータに曖昧さが必要なのか」ってなりますが、そもそも世の中には曖昧なものばかりです。
天気にしても、「晴れ」と「雨」だけではありません。
人間の思考も「好き」「嫌い」だけでは測れませんよね。
コンピュータの最小単位に「量」の概念をいれる事で、従来のコンピュータでは出来ないシミュレーションや、確率計算が可能になってきます。
まだ、この量子コンピュータ、計算が出来る状態を維持できる時間が難しいらしく、実用には時間がかかるとのことですが、コンピュータがアナログの概念を持ち始めたというのは面白いですね。
そのうち、人間の思考や記憶もコンピュータで再現できるようになるのかもしれません。
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