三代目’s BLOG

「思いやり」の定義

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日経エコロジーの本号の特集は、エコから若干、遠ざかって「人権」です。
ずっと、日本の恵那の地でダンボール業を営んできた我が社には、正直、ピンと来ない部分がありますが、児童労働の発覚、労働紛争による工場が焼き討ち、デモによる生産ストップ等、グローバル企業にとって、「人権に配慮した企業とは何か」を定義する事は不可欠になってきております。
日本の人権に対する指針、重点目標は、「考えよう相手の気持ち、育てよう思いやりの心」です。
日本ではこれで通じると思うのですが、本書では、「思いやりに留まっている限り、国際社会が求める人権が企業に定着していかない」と言っています。
なるほど、国連のグローバル・コンパクトが定める、企業に対して求める人権、労働、環境、腐敗防止に関する10原則は、より具体的です。
これに呼応した、人権保護に関する国際規格SA8000という規格があるそうですが、これを日本で取得できているのは、2社しかありません。
1社はイオンさん、もう1社は中津川にある、トキワさん。
隣町の企業が世界の人権に関して取り組んでいる姿勢に脱帽です。
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